知らないうちに血管と心臓に負担を掛ける高血圧

特に症状がないことが、高血圧の特徴です。
だからと言って安心できる症状ではなく、そのままにしておけば心臓の負担が大きくなり、やがて機能が落ちてしまいます。
さらに血管壁も分厚くなり、動脈硬化を起こしやすくなるのです。
それらの症状が重なりますと、心不全や脳梗塞などを発症しやすくなります。
症状が出ないまま、ある日突然心臓発作などを発症しますので、高血圧がサイレントキラーと呼ばれているのはそのためです。
高血圧の基準は上が140mmHgより高く、下が90mmHgより高い状態です。
治療方法は色々ありますが、大前提となるのが食事療法です。
塩分を控えることをはじめ、食べ過ぎや飲み過ぎを控えるのも基本になります。
また、肥満気味の人は痩せるだけでも血圧が改善する場合が多いため、太っている人は痩身に取り組むことも大切です。
太っていれば心臓に掛かる負担が通常より大きく、高脂血症も誘発しやすくなります。
ですから食事は適切な量に抑え、お菓子や清涼飲料水も控えるようにしましょう。